
現在12年目の林田さんは、インタビューを受けた当時は7年目でした。
当時と同じ質問をすることで、林田さんにどのような変化があったのかを伺いました。
子供のころガンプラが大好きで(笑)母親に、『そういう仕事、向いてるんじゃない?』と言われたことがきっかけで“ものづくり”に興味を持ちました。文房具やカメラなどのプロダクトデザインを学びたくて、大学では、“ものづくり”の基本からマーケティングまで幅広く学べる学科を選択しました。 民生用カメラメーカーをメインに就職活動をしていたのですが、リクルートのエージェントから『法人向けカメラのメーカーもありますよ。』と教えてもらったのが、フォトロンでした。
元々は開発職(主に設計)志望で面接を受けたのですが、『営業職に向いているのでは』と勧められ、想定外のことに最初は驚きました。その後、営業職の先輩社員の体験談を伺う機会があり、それが非常に面白かったのと、今まで培ってきた理系の知識が営業職でも役に立つのではないかと思いましたし、対人コミュニケーションに苦手意識もなかったので、最終的には営業職での入社を決めました。後で聞いたら、どうやらこれはかなりのレアケースだったようです(笑)
営業職に対して、“お客様に頭を下げて、お願いして、モノを買ってもらう”というイメージを持っていたのですが、人と人の繋がりや、信頼関係があって初めてモノが売れるのだな、ということが分かり、それまで自分が持っていた営業職に対するイメージが大きく変わりました。また、カメラといえば民生品しか知らなかったので、産業機器としてのハイスピードカメラの市場が大きく、且つ、価格が非常に高額なことにも驚きました。
入社1年目から5年目までは高速度カメラの営業をおこなっており、うち4年間は大阪営業所で勤務していました。6年目から東京本社でハイスピードカメラのマーケティングを担当しています。
営業職時代は、製造業(大学・半導体・自動車・化学繊維・農業機械・家電メーカーなど)の研究開発部門への高速度カメラの提案営業をおこなっていました。現在は東京本社で、営業メンバーや海外の現地法人などから集めた市場の声を元に製品企画をおこなっています。
現在は中国で「現地法人管理責任者」という立場で仕事をしています。
業務内容を簡単に述べますと『PHOTRON (SHANGHAI) LIMITED』の管理業務や販売促進が主な業務です。
管理業務として重要な仕事は、Photron Shagnhaiの売上/粗利、及び販管費の管理を行い、毎月本社へ報告を行います。販売促進としては、MAツールのようなシステムを活用した営業効率化のための仕組みづくりや運用、WEB販促の計画などを行っています。

営業のやりがい/難しいところ
当社のハイスピードカメラは、大学や企業の研究者にお使いいただくケースが多いのですが、最初は研究者の先生方に対して正直ちょっとびびっていました(笑)そんな時にある先輩から、『先生方もその分野におけるプロフェッショナルだけど、我々もハイスピードカメラのプロなのだから、自信を持って接していけば良いんだよ。』とアドバイスをいただいて。そこから製品知識などを猛勉強して自信をつけていって、自分のプレゼンに先生方が頷いてくださった時は本当に嬉しかったですね。
また、お客様が抱えている課題に寄り添って一緒に考え、解決策を提示できた時には、『あぁ、当社の製品がお客様のお役に立てたんだ!』と実感できて、大きなやりがいを感じていました。
マーケティングのやりがい/難しいところ
営業マネージャや海外の現地法人からヒアリングして、市場のニーズと当社が提供できるモノの最適解を見つけ出してプロジェクトを進めていくのが私の仕事です。社内外に対して責任と影響力を伴う立場に置いてもらっていること、貴重な経験をさせてもらっていることに、非常に感謝していますし、やりがいを感じます。難しいと感じることは、市場のニーズと当社が提供できるモノのすり合わせですね。たとえば、技術的には実装可能な機能だけどコスト面で問題があったり、機能そのものの実装が難しかったりすると、どこを当社としての最適解とするかを開発・営業のメンバーと何度も話し合って知恵を出し合って調整していくのですが、ここが一番難しいところであり、やりがいを感じるところでもあります。
『PHOTRON (SHANGHAI) LIMITED』がある上海市は世界的にも日本人駐在員が多い土地ではありますが、入社10年そこそこで現法の管理を行っている方にはほとんどお会いしません。若いうちからとても貴重な経験をさせていただいていると感じます。
一方で育ちの異なる国のため仕事上でもカルチャーショックがありますが、自分の価値観を広げるという意味合いにおいてもとても重要な要素となっています。
対話能力、考えて行動する力、問題解決能力の3つです。
営業時代の私の教育担当の先輩が “人と人の繋がり”を大切にする方で、アイスブレイクで場をあたためてから商談に入るなど、話す力がかなり鍛えられました。また、入社2年目で大阪営業所へ転勤になったのですが、当時の大阪営業所では、お客様との接触回数の少なさが課題となっていました。担当エリアが広いため、やみくもに顔を出すだけでは意味がないので、お客様のニーズをくみ取って、考えて行動するように努力していったら、有難いことに自然と結果(数字)もついてきて。
マーケティングの仕事では、どうしたら課題・問題を解決できるか、開発や営業メンバーとどのように協力して解決策を見つけていくかを常に考え続けているので、そういった意味で、問題解決能力が日々鍛えられていると思います。
自分の強み弱みをより理解できるようになったと感じます。
強みで言うと現地の方ばかりの仕事環境の中で、社内外の方とも信頼関係を築くことができたコミュニケーション能力、弱みは考えすぎてしまうがゆえに説明下手になってしまったり、すぐに行動に移せなかったりするところです。強みは今後も会社に貢献するために活用していきたいですし、弱みはまだ自分に伸びしろがあると前向きに捉えています。
間違いなく世界の市場を相手にビジネスできる会社だと思います。
特にハイスピードカメラの事業は売上の約3/4が海外です。且つ、中規模の会社ということもあり、若手に様々なチャンスが回ってきます。入社時には10年後に中国で仕事しているとは思ってもいませんでしたし、これまでにも本社採用からの大阪営業所への異動、製品の企画/販促担当など様々な経験をさせていただきました。
現在所属しているマーケティング部は、2020年度に新設された部門なので、他部門の意見をヒアリングしながら、より効率的に売るための社内外の仕組みづくりや、お客様への情報発信方法の改善などにも取り組んでいきたいと考えています。また、市場のニーズを的確且つタイムリーに捉えて開発部門へ伝える“架け橋”としての役割にも力を入れていきたいと思っています。
当時から考えると全く違う環境になってしまったので残念ながら実現できていません。笑
新たな目標としては今だから自分だからできる実績を作りたいと思っています。上海でのビジネスは日本人同士がとても繋がりやすいです。また強みのコミュニケーション能力を活かしてパートナーを増やすことで、新しいビジネスチャンスを創出し、フォトロンの業績に貢献したいと考えています。

会社の公式フットサルチームに所属していて、回数は少ないですが、月に2回ほど練習試合をしたりしています。あとは、時間があれば毎日読書をしています。マーケティング関連の本も読みますが、マンガや歴史系の本も好きで、特に、幕末から近代史くらいの歴史ものは、現代の礎になっていると思うので身近に感じる部分があります。
現在はサッカーに夢中になっています。上海での生活は想像もできなかったくらい日本人同士が繋がりやすいネットワークが構築されています。慣れてしまえばここは日本かと錯覚させられる程に人も環境も整っています。趣味を持っていると交友関係を広げやすいのは大阪時代に身を持って体験していました。当時より仕事も趣味もフィールドが大きくなり、刺激的な日々を過ごしています。
振られた仕事は何でもYESと受け入れてみる、大きな選択に迫られたときは困難な方を選ぶ、この二つは是非若いうちに実践して欲しいなと思います。依頼された時点で依頼者はこの人ならできると思ってお願いしているはずです。依頼を受けることで信頼を得ることができ、その積み重ねが大きなチャンスを作ってくれます。何かの本にそう書いてありました。笑
現にそれを実践して今私は中国で仕事が出来ているのだと実感しています。
自分を飾りすぎず、ありのままで頑張っていれば、自分を見いだしてくれる企業にきっと出会えると思いますし、その方が、より楽しい社会人生活が待っていると思います。
受け身にならず、企業から選んでもらうばかりでなく、自分自身も『この会社で、この人達と働きたいか?』という目線で、就職活動に臨むと良いのではないかなと思います。学生時代に学んだことと異なる分野や職種であっても、チャレンジしてみると新しい発見があると思うので、恐れずチャレンジして欲しいです。